ホームページを見て「連絡してみよう」と思っても、フォームを開いた瞬間に入力項目がずらりと並んでいると、面倒になって閉じてしまうことがあります。お問い合わせフォームは、見てもらうこと以上に「最後まで送ってもらうこと」が大切です。この記事では、作るときの5つのポイントと、項目の決め方、送信後の流れまでを詳しく解説します。
フォームが「最後の関門」になる
サイトを見て、サービスに興味を持ち、問い合わせようと決めた人が、フォームの手前や途中で離れてしまうことがあります。せっかくここまで来てくれた人を逃さないために、フォームの作りは、とても重要です。
ポイント1:必須項目は最小限にする
必須にするのは、返信に必要なお名前・連絡先(メールまたは電話)・ご相談内容が基本です。会社名、住所、予算などは、最初は任意にしても、あとのやり取りで確認できます。
項目を決めるときは、次のように考えます。
| 項目 | 必須にするか | 理由 |
|---|---|---|
| お名前 | 必須 | 呼びかけるため |
| メールアドレス | 必須 | 返信するため |
| 電話番号 | 任意(状況による) | 急ぎの連絡が必要な業種のみ必須に |
| 会社名 | 任意 | 個人の相談も受けるなら任意 |
| ご相談内容 | 必須 | 内容を把握するため |
| ご予算・希望時期 | 任意 | 分かれば、提案が早い |
ポイント2:入力のしやすさを整える
- 項目の横ではなく、入力欄の上にラベルを置く
- 電話番号やメールには、入力例(プレースホルダー)を添える
- スマホで開いたときに、入力欄が大きく押しやすい
- エラーが出たとき、どこをどう直せばいいかが分かる
- 全角・半角を、自動で直す(入力する人の負担を減らす)
ポイント3:送信前後の不安を減らす
「返信はいつ頃か」「個人情報はどう扱われるか」を、フォームの近くに書いておきます。送信後の完了画面には、受け付けた旨と、返信の目安(例:2営業日以内)を表示しましょう。
完了画面に入れたいこと:
- 送信が完了したこと
- 返信の目安(日数)
- 届かないときの連絡先(電話番号)
ポイント4:迷惑メールに埋もれない設定
フォームの返信メールが、相手の迷惑メールフォルダに入ってしまうことがあります。送信元のメールアドレスをサイトのドメインに合わせる、受信したことが分かる自動返信を設定するなど、届く工夫が必要です。また、自社に届く通知メールも、迷惑メールに入っていないか定期的に確認しましょう。
ポイント5:フォーム以外の連絡手段も用意する
電話番号やLINEなどの連絡方法も併記しておくと、フォームが苦手な人にも対応できます。ページのどこにいても連絡できるよう、固定ボタンを置くのも効果的です。
スパム対策も忘れずに
フォームを設置すると、機械的な迷惑投稿が届くことがあります。次のような対策があります。
- 画像認証や、簡単な確認の仕組みを入れる
- 人には見えない入力欄(ハニーポット)で、機械を見分ける
- 送信内容の確認画面を挟む(誤送信の防止にもなります)
ただし、対策を増やしすぎると、本当に問い合わせたい人にも負担になります。バランスが大切です。
公開前のテスト項目
- 実際に入力して送信し、通知メールが届くか
- 自動返信メールが、相手に届くか(迷惑メールも確認)
- 必須項目を空にして送ったとき、エラーが分かりやすいか
- スマホでも、入力・送信できるか
問い合わせが来ない原因は他にもあります
フォーム以外にも、見た人が迷ったり不安になる原因は多くあります。問い合わせが来ない6つの原因もあわせてご覧ください。受け取った問い合わせへの返し方は、見積もり依頼への返信のコツで解説しています。
具体例:フォームを見直したときの変化(例)
問い合わせフォームを見直した場合の、改善の例です(あくまで例です)。
| 見直し前 | 見直し後 |
|---|---|
| 必須項目:10個 | 必須項目:3つ(名前・メール・相談内容) |
| 電話番号の入力形式が不明 | 入力例を表示、全角でも受け付ける |
| 送信後に、何も表示されない | 完了画面に、返信の目安を表示 |
| スマホで入力欄が小さい | 入力欄を大きく、押しやすく |
このような小さな見直しで、送信してもらいやすくなります。
通知メールの設定で注意したいこと
- 通知先を、確実に見るメールアドレスにする
- 受信できているか、定期的にテストする
- 通知メールの件名を、分かりやすくする(「【ホームページ】お問い合わせ」など)
- 返信しやすいよう、入力されたメールアドレスに返信できる設定にする
読者からよく聞かれること
電話番号は必須にすべきですか?
急ぎの連絡が必要な業種以外は、任意にするほうが送信されやすくなります。
個人情報の扱いは、どう書けばよいですか?
使用目的や、第三者への提供の有無を、フォームの近くに明記します。詳しくは専門家にご相談ください。
スパムが届きます。
画像認証や確認画面などの対策があります。本当のお客様の負担にならないよう、バランスを見て設定します。
まとめ
フォームは、必須項目を絞り、入力しやすく、送信後の不安を減らすことが大切です。公開前のテスト送信も忘れずに。
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